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のりたまと煙突 (文春文庫)価格: 910円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 表紙の白猫(単行本のときは本のなか)が死んだ飼い猫にそっくり。のりたま、ふりかけ?とにかく白猫の写真に惹かれて購入。星野氏をまったく知らないて゛読んだのだけれど、絶品です。白猫のおかげで星野博美の文章に出合えた!角田氏の解説もこれまた絶品です。 |
転がる香港に苔は生えない価格: 1,995円 レビュー評価: 4.5 レビュー数:17 ノンフィクション作家であり、写真家でもある著者は、香港の中国返還の瞬間(1997年7月1日)を体験するため、2年にわたって香港で暮らした。観光客が足を踏み入れることのない下町の古アパートに居を定め、生活者の立場で香港と向き合ってじっくりと観察した。そこから生まれたのが、第32回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した本書である。受賞発表後の記者会見で、著者は「子どものころから中国に興味があった。大学生で1年間香港留学もした。返還は自分にとって大事なことだと感じていたから、人から聞かされるのでなく、自分自身で体験したかった」と香港に住んだ理由を説明している。 もちろん、返還は本書の |
銭湯の女神 (文春文庫)価格: 590円 レビュー評価:4.5 レビュー数:4 東京生活を描いたエッセイ集。香港生活体験が話に厚みをくわえています。
爆笑ものエッセイありで楽しいです。なかなかいい「落ち」が最後の
一行にはいっていて、関西人もうなってしまううまさがあります。
一方、人と人との会話なしの、いわゆる都会文化に恐怖を感じるような深刻な話もあります。
いわゆる”おたかくとまった”ご見解(関西弁でいちびった)エッセイではなく
生活の現場そのものから”丁寧に練られた”エッセイで、読んでいて楽しく
著者のほかの作品も読みたくなります。挿絵の写真もすばらしいです(3枚だけ
ではものたりな |
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