ないものねだり (幻冬舎文庫) 価格: 520円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 文才あり!女優さんが書いたエッセイ、というのではなく、
群ようこを彷彿とさせる文章のうまさで「女優」という非日常の職業の日常を描いていて、
読ませる本になっています。
雑誌で連載していたものなので一つ一つも短く、電車の移動中に読めます。
「私の職業は季節労働の肉体労働」というあたり、ユーモアのセンスが素晴らしいです。
久しぶりに、適当に買った文庫本で「当たり」を得ました。 |
the very best of gut years 1994-1997 価格: 2,854円 レビュー評価:4.0 レビュー数:3 A Flower is Not A Flower、Floating AlongとCD化されていなかったトリオツアーのテイク(?)曲がとてもいいです。 ジャケットと歌詞カードが透明でおしゃれです。 星1つ減らしたのは残りの曲は「美貌の青空」以外アルバムと同じだから。「/05」や「TV/CM」以外で聞きたい方にはお勧め。 |
Pure Best 価格: 2,500円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 彼女が坂本ファンだったことはあまり知られていなが,そう思っていて全曲作曲してもらえる人は少ないだろう。いまだに坂本は映画SILKで彼女をキャストに推しているし,それに応える演技を彼女は披露している。そんな長いつながりのルーツを知ることができる一枚。 |
松本隆WORKSコンピレーション「風街少女」 価格: 3,500円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 コアな松本隆ファンからすると疑問。隠れた名曲が少ない。たとえば明菜なら「愛撫」より「落下流水」や「黒薔薇」の方が松本隆らしいし。もう少し掘り下げて、なおかつ4枚組くらいなら完璧なのに。まだまだいい曲名歌詞多し。あぁ、本田美奈子「Temptation」よりは芳本美代子「雨のハイスクール」なんだよなあ…。 |
しあわせのかおり [DVD] 価格: 5,040円 レビュー評価:5.0 レビュー数:7 ストーリーの美しさや素晴らしさは、他の方が書いていらっしゃるとおりで付け足すことは何もありません。
中谷美紀さんの美しさが際立ちます。
黒髪を自然に肩にたらして、白いシャツとベージュのパンツを着ただけのシンプルないでたちが、こんなに美しい女優さんは他になかなかいないのでは?
マスコミで取り上げられる「いい女」像とは一線を画しています。
料理人姿も、凛としています。
どこにでもなじむけれど、でも、どこにも染まっていないような存在感は、ぜひ目標にしたい。
この作品の魅力は、そんな彼女の魅力そのままのようです。
愛 |
シルク スペシャル・エディション [DVD] 価格: 4,935円 レビュー評価:3.5 レビュー数:18 この映画について枝葉末節な矛盾点や整合性の欠如を指摘をして作品の完成度を云々するのは少々野暮ではないだろうか?
観念的にどう感じたか、何を思ったか、観る前と後で何か心の中に変化を感じていれば、それで充分だと思う。
映像と音楽と俳優達の表情に表れる機微・・・そこにいくばくかでも「人生」の苦さと美しさを感じ取れれば、この作品は愛すべき一篇になる。
説明過多な作品に馴らされた方々にとっては本当に掴み所が無い作品にしか思えないだろう。
なまじっか有名な俳優陣が揃っていることや、大型巨編的な前宣伝によって、さも娯楽大作と勘違いされる向きもあったかもしれな |
自虐の詩 プレミアム・エディション [DVD] 価格: 4,935円 レビュー評価:4.0 レビュー数:40 4コマ漫画が原作だそうだが未見だ。
公式ブログのようなものにあった数編を読んだが、ボクは買うことはないと思う。
イサオの過去と現在のギャップが激しすぎ、違和感を感じた。
幸子の独白描写が多いが、下手にいいこと言わせようとした節が見え、正直白ける。
そもそもがギャグである漫画のキャラ設定を維持しながらドラマを作ろうとしたせいなのか、
物語としては整合性があまり感じられず、変な不自然さが目立つ作品になってしまっている。
そういった観点で評価を付けるなら、星三つ、取るに足らぬ作品といった所が妥当であ |
永遠の仔 Vol.1 [VHS] 価格: 7,140円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 恐ろしく灰色だ。
音楽は坂本龍一だが、音色も冷え冷えしている。
ドラマ全体に笑みというのは一切ない。
中谷美紀、石田ゆり子はきれいなのに明るさというのは取り払われている。
ストーリーのテンポ、演出も何だか昼ドラを見ているような流れだ。
だが、これほどまでの色調をTBSやフジのドラマではできないだろう。どこかにからっとした部分、希望を作ってしまう。日テレだから出せる味だ。
このトーンに最後まで惹きこまれてしまうのだ。 |
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白洲正子 TRAVELING DAYS 価格: 2,100円 レビュー評価:2.5 レビュー数:2 正直、期待していなかったけど、良かった。とくに、多手多足の奇怪な仏像の次のページ。山寺の石段に佇む遠目の正子の姿!この写真だけは、本物を紛れ込ませたのではないか(と疑うほどの出来)。そして、最後の中谷美紀の後書きが素晴らしい。正子へのリスペクトにあふれつつも過剰にならず、文体自体に白洲本を読み込んでいる姿勢が窺えて、白洲正子ファンとしてはとても嬉しい。 |
自虐の詩日記 (幻冬舎文庫) 価格: 520円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 女優中谷美紀をご存知の方は大勢いらっしゃるだろうが、この本に綴られている中谷さんの人間としての魅力を認識されている方はどれだけいるだろうか。
私が知りえたのはもちろん、本書で読み取れる幾許のそれでしかないが、それでも、なんて内面の美しい女性なのだろう、と、過ぎるほどに感嘆してしまった。
さらに言えば、中谷さんに限らず、メディアを通して目に映る著名人のそれぞれは、一体どれほど人としての魅力を画面の外に隠しているのだろうかと仮想してしまうに至るほど。
拝見する前は、その他の女優に対するのと同様、外面的な美しさに、ただ漠 |